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アクスル荒削り / ㈲東蒲機器製作所
2・3号機の前(フロント)と後(リア)の車軸であるアクスルは鍛造と切削がコラボレーションすることで製作された部品です。内部は複雑な構造になっており、それを実現するためにリレーのバトンのように各工程を周りました。レギュレーション要件を満たしつつ、軽量化と高剛性を実現したシャフトとなりました。切削とは物凄く硬い刃物で物理的に金属を破壊して加工していく方法です。
アクスル鍛造 / 同和鍛造㈱
アクスルは鍛造することで金属の組織の密度が上がり、軽量かつ高強度のシャフトになりました。真夏に製作された為、壮絶な現場でした。鍛造とは金属を熱し、成形しやすくなった所で金属を叩きかたちをつくっていく加工です。
スプリングホルダめっき処理 / 電化皮膜工業㈱
ねじ部を丁寧に保持する治具を使用し、日々の仕事ぶりを垣間みることができました。めっきとは化学的な反応を利用して金属の表面を保護し、防錆することができる処理です。
ランナーキャリア溶接 / ㈲師岡鈑金製作所
ランナーキャリアとはスケートのブレードにあたる重要な刃部を保持する足回りユニットです。溶接工程は各工場で製作された部品が持ち寄られ、金属部品と金属部品をつなげていく工程です。振動を抑制するために各部品がクロム・モリブデン鋼で製作されたので溶接もその素材にあった工法がとられました。
ランナー測定解析 / 栄商金属㈱
下町ボブスレーオリジナルランナーを作り出すために、外国製のランナーを解析し研究されました。3Dスキャニング後、3Dモデルを作り開発が進みました。
ランナー切削 / ムソー工業㈱
東京大学で摩擦学を研究している加藤教授に設計の協力を頂いた3Dデータを1000分の1ミリ単位で再現するべく慎重に加工が進められました。
ランナー切削 / ㈲関鉄工所
ボブスレーにおいて最も重要な部品ともいえるランナーはタイムに影響します。この部品を仕上げるには大型の機械が必要でした。