下町ボブスレーの秘密
たくさんの会社が力を合わせて作った下町ボブスレーの秘密を大公開!世界の強豪国ではイタリアが「フェラーリ」、ドイツやアメリカが「BMW」、イギリスが「マクラーレン」などの世界の一流メーカーが協力して冬季五輪に出場しています。下町ボブスレーは大田区を中心とした中小企業が集まって日本で初めての国産ボブスレーで世界に挑みます。
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下町ボブスレー1号機の大きさってどのぐらいですか?
長さ:3m24.5cm
(例:軽自動車に近い)
幅:86cm
(例.野球の金属バット)
高さ:68.5cm
(例.折りたたみ傘)
重さ:180kg
(例.ゴリラ・トラ・クマなど)
下町ボブスレーはどれぐらいの速さなの?
氷上のF1といわれているボブスレーはスピードも速いし、重力加速度もかかります。山の上から滑ってだんだんスピードがついてきて最高時速は130km/hという、とても速いスピードで滑ります。(例.富士急ハイランドのFUJIYAMAぐらいの速さ。体感速度は200km/hと言われています。)
下町ボブスレーの構造はどうなっているの?その1
黒いボディはカウルと呼ばれています。最新の飛行機にも使われているハイテク素材であるカーボン繊維強化プラスチックで作られています。鉄の10倍の強さがあって重さは1/4ととても軽くてじょうぶな素材です。形状も空気の抵抗を少なく減らせるようにコンピューターで解析をして考えられてます。カーボン繊維強化プラスチック=CFRPはアルミに比べても比重が3分の2と軽くて、車の部品やゴルフクラブや釣り竿、風力発電の羽根などにも使用されている先端素材です。
ねじれ構造:氷のコースは真っすぐの所やカーブで壁になっている所もあります。そこで前(フロント)と後(リア)のシャーシとボディが左右に揺れてねじれるような構造になっているのが特長です。
下町ボブスレーの構造はどうなっているの?その2
赤い骨組みのシャーシは大田区のたくさんの会社が協力して作った部分です。鉄やステンレスなどの金属でつくられています。
下町ボブスレーの構造はどうなっているの?その3
バンパー:先端の両脇についている部分です。氷のコースにぶつかっても壊れないようについています。ここが氷のコースにあたるとスピードが減速するので、あたらないように選手はボブスレーを操作します。
ハンドル:ボブスレーの中央に見える赤いリング状の所を両手でそれぞれもって、前後に引いて調整することで前のランナーの舵をきります。これを操作するのはパイロットと呼ばれる選手です。氷のコースを速くすべりきるにはパイロットの操作技術が重要です。
下町ボブスレーの重要部品
ランナー:氷の上に接する「刃」の部分です。スピードやコントロール性能を左右して、成績にも大きく影響する最も大切な部品です。選手はとても丁寧に手入れをして、大事にしています。
アクスル:前(フロント)と後ろ(リヤ)に1本づつ使用されている車軸のこと。それぞれフロントアクスルとリヤアクスルと呼びます。